ゼリー状の着火剤の事故に注意
全国的に梅雨明けして、本格的なキャンプシーズンになりました。
キャンプといえばバーベQがつきものですが
バーベQで炭火を起こすのに「着火剤」を使う方も多いと思います。
「着火剤」ってなに?
着火剤とは、炭火を起こしやすくするために使う補助燃料のこと。
ゼリー状や固形タイプなど、さまざまなものがあります。
成分は燃えやすいアルコールや木材繊維でできています。
例えば、こんなの
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) ファイアゲット着火剤180g
その使い方を誤り、事故になるケースが最近増えています。
特に、ゼリー状の着火剤の「つぎ足し」による事故が多いようです。
例えば
火力が弱くなってきた炭火にゼリー状の着火剤をつぎ足したところ
勢いが強くて、火の着いた着火剤が反対側に飛び散り
反対側にいた人に着いてやけどをした、など。
別のケースでは
コンロのそばにゼリー状の着火剤がふたをあけて置いてあり
コンロの熱で着火剤がガスになり、それが引火したなどです。
ゼリー状の着火剤は、熱によって粘度がさらさらになり
揮発性が大きい成分を使用しているので
ガス化して引火しやすいものなのです。
ですので、「つぎ足し」「高温部に放置」は
絶対に駄目です。
着火剤はあくまでも
炭火を起こす段階で使用するものです。
火がついてからは、使用しないようにしましょう。
■着火剤で事故を起こさないために
・火が起きたら
「つぎ足し」は絶対にしない
・高温になるところに着火剤を放置しない
・万が一のために、バケツに水をくんでおく
楽しいキャンプを台無しにしないためにも
正しい使い方を守りましょう。
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